底意(読み)ソコイ

デジタル大辞泉 「底意」の意味・読み・例文・類語

そこ‐い【底意】

心の奥に潜む考え。したごころ。「底意を探る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「底意」の意味・読み・例文・類語

そこ‐い【底意】

〘名〙
表面にあらわさない奥ふかい心。心のそこ。したごころ。そこごころ。
地蔵菩薩霊験記(16C後)六「底(ソコ)意に真言密教こそ大日覚王の自証にして」
浄瑠璃大塔宮曦鎧(1723)一「在京武士の底意(ソコイ)を計り候へば」
② 取引相場で、表面にははっきりと現われないが、底に流れている真の傾向。〔取引所用語字彙(1917)〕

てい‐い【底意】

〘名〙 表面にあらわさない心の底。心の奥。そこい。したごころ。
評判記・満散利久佐(1656)序「当道をもてあそぶに、けいせいの、本性底意をしらずして、はなすは、夜礫闇錦のごとし」
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七「衷情底意(テイイ)腹蔵なく申立に及ぶべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android