府谷八幡宮(読み)ふのたにはちまんぐう

日本歴史地名大系 「府谷八幡宮」の解説

府谷八幡宮
ふのたにはちまんぐう

[現在地名]錦町大字府谷 西村

西村の紫雲にしむらのしうん山に鎮座近世には府谷村の総鎮守。祭神は神功皇后・応神天皇・玉依姫命。旧村社。

社伝によれば、貞和元年(一三四五)源国光という者が山城国男山おとこやま(現京都府八幡市の石清水八幡宮)より勧請。当時はやしろさことよばれる地に小祠を建てたが、のち破壊。正保年間(一六四四―四八)紫雲たなびく奇瑞あり、再び男山より勧請しなおし、後年社寺も現在の所に移したと伝える(注進案)。しかし「神社明細書」は、承保元年(一〇七四)山城国男山八幡宮を西村国光が勧請して社を建てたと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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