座入(読み)ざいり

精選版 日本国語大辞典 「座入」の意味・読み・例文・類語

ざ‐いり【座入】

〘名〙
座席につくこと。座敷にはいること。また転じて、寝室に入ること。
※雑俳・柳多留‐二一(1786)「からっ切座入もせずにまつが岡」
茶会で、招かれた客が露地から茶室にはいること。また、そのときの作法席入り
南方録(17C後)墨引「客座入あらば、亭主出て一礼すみ」
③ 座に加入すること。仲間にはいること。
咄本・軽口露がはなし(1691)五「乞食は座入してより袋を首にかけて歩くとや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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