庶物(読み)しょぶつ

精選版 日本国語大辞典 「庶物」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ぶつ【庶物・諸物】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 多くのいろいろな事物
    1. [初出の実例]「子の字はこれにかぎらず諸物に多く通ずる字也、櫑子、瓶子、銚子〈略〉等のたぐひおほし」(出典:塵袋(1264‐88頃)八)
    2. 「私の眼は小さい厨房の庶物を、可憐な親しみをもって眺め始める」(出典:平戸廉吉詩集(1931)〈平戸廉吉〉厨房)
    3. [その他の文献]〔易経‐乾卦〕
  3. 宗教で、呪力をもつと信じられている物。呪物

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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