

に從ふ。
は古
の光字なり」とし、徐鉉は「光も亦た衆
なり」と補説している。衆庶の意とするものである。广は廚房(ちゆうぼう)、廿は鍋など烹炊(ほうすい)の器の形。鍋の下に火を加え、烹炊を原義とする字。
(煮)はその形声字である。
(者)は
中に呪符として埋めた書であるから、これは煮るべきものではない。また庶は煮る意の字であるが、それを諸の意に用い、庶人・衆庶のようにいう。〔儀礼〕に正饌(せいせん)に対して盛り合わせたものを庶羞(しよしゆう)といい、庶はもと炊き合わせたものをいう。それで庶多の意となり、衆庶の意となり、嫡庶の意となる。庶幾は、それに近い状態をねがうことをいう。
(遮)・蹠など四字を収める。
は〔説文〕二下に「遏(とど)むるなり」と訓するが、それは
塞する意で、もと
の声義に含まれるべきものであり、庶声にその義を求めがたいものである。これも庶・
の声の互易する例である。
tjya、
(諸)tjiaは声近くして通用し、庶多は諸多の意。庶は膳羞の多いことをいい、
は呪符・祝
の多いことを原義とする。
▶・庶姫▶・庶揆▶・庶旧▶・庶兄▶・庶
▶・庶言▶・庶乎▶・庶功▶・庶幸▶・庶国▶・庶獄▶・庶士▶・庶侈▶・庶事▶・庶羞▶・庶心▶・庶神▶・庶人▶・庶政▶・庶正▶・庶生▶・庶績▶・庶徴▶・庶物▶・庶方▶・庶邦▶・庶萌▶・庶望▶・庶民▶・庶務▶・庶尤▶・庶流▶・庶僚▶・庶類▶・庶黎▶・庶老▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…また戦闘員相互の間のけんかは,平時においても両成敗とされた。さらに軍隊を支える役割を公的義務とされた農・工・商の庶民も私戦禁止の対象とされた。1588年の刀狩は,その手段である武器を奪うことによって私戦の能力を剝奪し,紛争を自力で解決できない政治的能力を欠いた被治者として庶民を位置づけるところに,そのねらいがあった。…
※「庶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...