廉恥(読み)レンチ

精選版 日本国語大辞典 「廉恥」の意味・読み・例文・類語

れん‐ち【廉恥】

  1. 〘 名詞 〙 心が潔白・正直で、恥を知る心が強いこと。また、その心。
    1. [初出の実例]「竊見内外官人景迹、曾无廉耻、志在貪盗、是宰相相訓導之怠」(出典続日本紀‐天平宝字三年(759)六月壬子)
    2. [その他の文献]〔荀子‐脩身〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「廉恥」の読み・字形・画数・意味

【廉恥】れんち

心清く、恥を知る。〔子、修身〕偸儒(懦)(とうだ)にして事を憚(はばか)り、恥無くして飮を嗜(この)むは、則ち惡少と謂ふべし。

字通「廉」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android