廻間遺跡(読み)はさまいせき

日本歴史地名大系 「廻間遺跡」の解説

廻間遺跡
はさまいせき

[現在地名]清須市廻間

清洲きよす城跡西方、標高二から三メートルの埋没した河道とその自然堤防上に展開する古墳時代初頭の標式遺跡。昭和六〇年(一九八五)から六一年に発掘調査され、古墳時代初頭を中心とした竪穴住居群と墳丘墓群によって構成されることが判明した。

遺跡の範囲はおおむね東西約二〇〇メートルほどの集落遺跡である。遺跡から出土した土器を基準にして、濃尾平野における古墳時代初頭の土器様式である廻間様式が設定されている。廻間様式は三つに大きく区分され、二世紀後葉から三世紀に所属するものと考えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む