式内楯原神社(読み)しきないたてはらじんじや

日本歴史地名大系 「式内楯原神社」の解説

式内楯原神社
しきないたてはらじんじや

[現在地名]平野区喜連六丁目

「延喜式」神名帳に載る摂津国住吉郡の同名社に比定される。旧村社。祭神は武甕槌大神・菅原道真公・大国主大神・素盞嗚尊・十種神宝大神。社伝によれば、崇神天皇六年、当地の支配者が武甕槌大神を「楯之御前社」に鎮祀したことに始まる。「住吉大社神代記」の子神住道神の項に、「河内国丹治比郡楯原里」がみえる。ここが当社の最初の社地であったかもしれない。「延喜式」以後変遷は明らかでないが、文明一三年(一四八一)に現社地の近くに社殿をつくって旧社地より遷り、元和年間(一六一五―二四)風雨により破損し、現社地に遷座したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android