日本歴史地名大系 「弓田城跡」の解説 弓田城跡ゆだじようあと 茨城県:岩井市弓田村弓田城跡[現在地名]岩井市弓田岩井―沓掛(くつかけ)街道の東方、三方が飯(いい)沼の入江・ヤト田で囲まれた竜(りゆう)ヶ谷(や)台地が跡地。外堀・内堀の一部が残る。古河公方足利成氏が康正元年(一四五五)頃守谷(もりや)―結城街道の守護のために築き、嘉吉元年(一四四一)の結城城落城の折、染谷氏が移ったという。染谷氏は戦国期に北条氏の勢力下に入り、天正二年(一五七四)には北条方の伊勢備中守が弓田城を強化している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by