弓矢の冥加(読み)ユミヤノミョウガ

関連語 浄瑠璃 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「弓矢の冥加」の意味・読み・例文・類語

ゆみや【弓矢】 の 冥加(みょうが)

  1. 弓矢に対する神仏の加護。武運。
    1. [初出の実例]「帰命頂礼八幡大菩薩〈略〉弓矢(ユミヤ)冥加(ミャウカ)有べくは、扇を座席に定めて給へ」(出典源平盛衰記(14C前)四二)
  2. 弓矢をとる身の果報。武士としてのしあわせ。
    1. [初出の実例]「武運の花のひらくる時節、弓矢のみゃうがにかなひし」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android