弓矢の冥加(読み)ユミヤノミョウガ

デジタル大辞泉 「弓矢の冥加」の意味・読み・例文・類語

ゆみや‐の‐みょうが〔‐ミヤウガ〕【弓矢の冥加】

弓矢に対する神仏加護
「―あるべくば、扇を座席に定めて給へ」〈盛衰記・四二〉
弓矢をとる身の果報武士のしあわせ。
武運の花の開くる時節―にかなひしと」〈浄・用明天王

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精選版 日本国語大辞典 「弓矢の冥加」の意味・読み・例文・類語

ゆみや【弓矢】 の 冥加(みょうが)

  1. 弓矢に対する神仏の加護。武運。
    1. [初出の実例]「帰命頂礼八幡大菩薩〈略〉弓矢(ユミヤ)冥加(ミャウカ)有べくは、扇を座席に定めて給へ」(出典源平盛衰記(14C前)四二)
  2. 弓矢をとる身の果報。武士としてのしあわせ。
    1. [初出の実例]「武運の花のひらくる時節、弓矢のみゃうがにかなひし」(出典:浄瑠璃・用明天皇職人鑑(1705)二)

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