引折り(読み)ひおり

精選版 日本国語大辞典 「引折り」の意味・読み・例文・類語

ひ‐おり‥をり【引折・日折】

  1. 〘 名詞 〙 五月五日に左近衛舎人六日右近衛の舎人が、近衛府馬場で真手結(まてつがい)、すなわち競馬騎射をすること。また、その日。
    1. [初出の実例]「むかし、右近の馬場のひをりの日、むかひに立てたりける車に」(出典:伊勢物語(10C前)九九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android