弘布(読み)コウフ

精選版 日本国語大辞典 「弘布」の意味・読み・例文・類語

こう‐ふ【弘布・洽カフ布】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 広くひろがること。また、広めること。
    1. [初出の実例]「兵卒を徴し、官吏を増し、或は資金を募りて、教育を弘布せんことを図り」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)
  3. 広く世間に知らせること。
    1. [初出の実例]「明治の維新は国民全体の上に文化の光明を洽布(カフフ)した」(出典明治叛臣伝(1909)〈田岡嶺雲〉総敍)

ぐ‐ぶ【弘布】

  1. 〘 名詞 〙 仏の教えを世に広めること。仏法が世に広まること。
    1. [初出の実例]「昔百済仏法創伝日域。大唐仏宗次伝此国。三論法相弘布世間」(出典:浄土法門源流章(1311)大日本国浄教弘通次第)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む