浄土法門源流章(読み)じょうどほうもんげんるしょう

精選版 日本国語大辞典 「浄土法門源流章」の意味・読み・例文・類語

じょうどほうもんげんるしょうジャウドホフモンゲンルシャウ【浄土法門源流章】

  1. 仏書。凝然著。一巻。応長元年(一三一一成立インド中国日本にわたる浄土教伝統を明らかにしたもの。特に法然後の門弟たちの異義に関する記述は注目される。

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改訂新版 世界大百科事典 「浄土法門源流章」の意味・わかりやすい解説

浄土法門源流章 (じょうどほうもんげんるしょう)

凝然(ぎようねん)著。1311年(応長1)東大寺戒壇院で述作。1巻。インド,中国,日本3国にわたる浄土教の弘通を教義史的に明かしたもの。日本については,法然以前の智光源信,永観などの源流を略述し,ついで法然の浄土開宗を記し,さらに法然門下の5流派(一念義流,多念義流,西山義流,鎮西義流,諸行本願義流)を詳述する。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浄土法門源流章」の意味・わかりやすい解説

浄土法門源流章
じょうどほうもんげんるしょう

華厳宗の僧,凝然の著作。応長1 (1311) 年刊。1巻。インドに始る浄土教の伝播を述べたもので,法然の浄土宗開創,その弟子たちによる諸派の成立,また種々の浄土教の異説を記している。

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