弘明寺村(読み)ぐみようじむら

日本歴史地名大系 「弘明寺村」の解説

弘明寺村
ぐみようじむら

[現在地名]南区弘明寺町

東は大岡おおか川を境に下大岡しもおおか村、西は山続きに引越ひつこし村、南は中里なかざと村、北は井戸いど村に接する。東に水田、西に大塚おおつか山・天神てんじん山・大丸おおまる山が連なる。金沢かねさわ道が井戸ヶ谷村から村内を通り中里村に続く。この道は弘明寺道ともいう。井土ヶ谷村・別所べつしよ村に道標が残る。南東大岡川が流れ、北の井土ヶ谷村に達する。弘明寺橋という橋が架かる。東西二町、南北四町ほどの小村だが、村内に坂東三十三観音一四番札所の弘明寺がある。村名の起りもこの寺にちなむ。

中世は多々久たたく郷のうちで小田原衆所領役帳に、石巻下野守「九拾貫七百文 小机多々久」とみえ、弘明寺文書に石巻勘解由左衛門・石巻彦六郎の名がみえる(→弘明寺

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む