精選版 日本国語大辞典 「弥太市」の意味・読み・例文・類語 やた‐いち【彌太一・彌太市】 〘 名詞 〙 ( 「やた」は豆腐の女房詞「おかべ」を、源義経の家臣岡部六彌太にもじった、その「六彌太」の略 ) 煮売酒屋で、豆腐一皿と酒一合の意。また、それを注文する時にいう語。また、煮売酒屋の異称。[初出の実例]「彌太(ヤタ)一のお居酒屋でお鰯のお塩焼で一升ばかりお酒を召上り」(出典:歌舞伎・勧善懲悪覗機関(村井長庵)(1862)六幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例