張 勲(読み)ちょうくん(英語表記)Zhāng Xūn

旺文社世界史事典 三訂版 「張 勲」の解説

張 勲
ちょうくん
Zhāng Xūn

1854〜1923
中華民国初期の軍人で,清朝復辟 (ふくへき) (復位)事件の主謀者
江西の人。辛亥革命後は袁世凱 (えんせいがい) に属し,安徽 (あんき) 督軍となって徐州に大勢力をふるった。1917年に第一次世界大戦への参戦問題で段祺瑞 (だんきずい) とその反対派の紛争が生ずると,兵を率いて北京にはいり,清の廃帝宣統帝溥儀 (ふぎ) を推して復辟を宣したが,段のため,天壇の戦いに敗れて失脚した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android