旺文社世界史事典 三訂版 「張 勲」の解説
張 勲
ちょうくん
Zhāng Xūn
中華民国初期の軍人で,清朝復辟 (ふくへき) (復位)事件の主謀者
江西の人。辛亥革命後は袁世凱 (えんせいがい) に属し,安徽 (あんき) 督軍となって徐州に大勢力をふるった。1917年に第一次世界大戦への参戦問題で段祺瑞 (だんきずい) とその反対派の紛争が生ずると,兵を率いて北京にはいり,清の廃帝宣統帝溥儀 (ふぎ) を推して復辟を宣したが,段のため,天壇の戦いに敗れて失脚した。
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