強半(読み)きょうはん

精選版 日本国語大辞典 「強半」の意味・読み・例文・類語

きょう‐はんキャウ‥【強半】

  1. 〘 名詞 〙 なかば過ぎ。半分以上。おおかた。過半(かはん)
    1. [初出の実例]「主人は謙じて賓よりも少くつるる程に、強半の数を用る」(出典:応永本論語抄(1420)郷党第十)
    2. 「強半は崩れ牡丹となりにけり」(出典:妻木(1904‐06)〈松瀬青々〉夏)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐山邨詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「強半」の読み・字形・画数・意味

【強半】きよう(きやう)はん

過半。唐・白居易冬夜、酒に対し皇甫十に寄す〕詩 十長夜しむ 百年、強の時 新たに一酒を開く (なん)ぞ相ひ思はざるを得ん

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