強弩の末魯縞に入る能わず(読み)キョウドノスエロコウニイルアタワズ

デジタル大辞泉 の解説

強弩きょうどすえ魯縞ろこうあたわず

《「漢書」韓安国伝から》強い弓で射た矢も、最後にはその勢いが衰えて、で産する薄絹さえも射通すことができない。強いものも、衰えてしまっては何事もできなくなることのたとえ。
[類語]昔は肩で風を切り今は歩くに息を切る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 の解説

きょうど【強弩】 の 末(すえ)魯縞(ろこう)=に入(い)る[=を穿(うが)つ・=を貫(つらぬ)く]能(あた)わず

  1. 強い弓から放たれた矢も、最後のところでは魯国に産する薄い絹をつらぬくこともできなくなる。初めは強いものでも衰えては力がなくなり、何事もできなくなるたとえ。英雄強国末路にいう。強弩の末。
    1. [初出の実例]「所謂強弩の末勢魯縞を貫く能はざる者、固より言ふに足らざるなり」(出典:文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉自序)
    2. [その他の文献]〔漢書‐韓安国伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む