強面(読み)コワモテ

デジタル大辞泉 「強面」の意味・読み・例文・類語

こわもて〔こはもて〕【面/怖面】

[名・形動]《「こわおもて」の音変化》こわい顔つきで他人をおびやかすこと。相手に対して強い態度に出ること。「―に意見をする」
「彼の―なるをいとおさなしと軽しめたるように」〈紅葉金色夜叉

こわ‐おもて〔こは‐〕【強面】

こわもて(強面)」に同じ。

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「強面」の意味・読み・例文・類語

こわ‐もてこは‥【強面・怖面】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こわおもて(強面)」の変化したもの ) おそろしい顔つき。また、相手に対して強硬な態度に出ること。強談判(こわだんぱん)
    1. [初出の実例]「埒が明かねば一狂言、強面(コハモテ)に頬ふくらし」(出典人情本・清談松の調(1840‐41)三)

こわ‐おもてこは‥【強面・怖面】

  1. 〘 名詞 〙 きつく、恐ろしい顔つき。また、相手に対して強く出ること。恐ろしい顔で他を脅かすこと。こわもて。
    1. [初出の実例]「首が細いの太いのと、怖面(コハオモテ)だけに猶気障だ」(出典:歌舞伎・名誉仁政録(1852)五幕)

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