百科事典マイペディア 「当事者照会」の意味・わかりやすい解説 当事者照会【とうじしゃしょうかい】 民事訴訟の係属中において,口頭弁論の準備のために,裁判所を介さず直接に当事者間で必要な情報を相手方に書面で照会できるという制度。1996年制定の新民事訴訟法によって新設された(同法163条)。照会は具体的・個別的で簡易であることを要し,侮辱的で困惑させられるような内容の照会などは拒絶できる。ただし,正当な照会に応じない場合の制裁規定は置かれていない。→関連項目準備書面|証拠|民事訴訟法 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by