最新 地学事典 「形態発生」の解説
けいたいはっせい
形態発生
morphogenesis
個体発生と系統発生の両者にみられる器官の形態変化の総称。個体発生においては形態形成ともいい,発生過程で新たな高次形態が生じてくる過程をいう。細胞集団の増殖と分化,誘導関係,細胞どうしの認識と接着,細胞死(アポトーシス),基質分泌,これらと遺伝子・酵素などとのかかわりが問題とされる。一方の系統発生においては,進化的に新しい形態の獲得過程であり,進化そのものにかかわる問題である。個体発生と系統発生の両者の形態発生の関係は反復説にかかわる問題である。
執筆者:小寺 春人
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

