デジタル大辞泉 「彼の岸」の意味・読み・例文・類語 か‐の‐きし【▽彼の岸】 「彼岸ひがん」を訓読みにした語。涅槃ねはん。「いと罪深かなることにこそ。―に到ることなどか。さしもあるまじき事にて」〈源・早蕨〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「彼の岸」の意味・読み・例文・類語 かの【彼の】 岸(きし) ( 「彼岸(ひがん)」を訓読した語 ) 悟りの境地。仏教では、生死の世界を此岸、煩悩(ぼんのう)を中流とするのに対し、仏の悟りの境界をいう。彼の国。[初出の実例]「いと罪深かなることにこそ。かのきしに到る事、などかさしもあるまじき事にて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)早蕨) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例