往来の巻物(読み)オウライノマキモノ

デジタル大辞泉 「往来の巻物」の意味・読み・例文・類語

おうらい‐の‐まきもの〔ワウライ‐〕【往来の巻物】

習字手本として、手紙文例を集めた巻物。また、それに似た形式の巻物。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「往来の巻物」の意味・読み・例文・類語

おうらい【往来】 の 巻物(まきもの)

  1. 習字や文例の手本として手紙や消息文(しょうそくぶん)などを書き集めた巻物。また、それに似た形式の巻物。
    1. [初出の実例]「もとより勧進帳はあらばこそ、笈(おひ)の中より往来の巻き物取り出だし、勧進帳と名付けつつ、高らかにこそ読み上げけれ」(出典謡曲安宅(1516頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android