後ろめたさ(読み)うしろめたさ

精選版 日本国語大辞典 「後ろめたさ」の意味・読み・例文・類語

うしろめた‐さ【後さ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形容詞「うしろめたい」の語幹接尾語「さ」の付いたもの )
  2. 不安な気持心配不信感
    1. [初出の実例]「よべは、道の程うしろめたさに、み迎へに参りきたりしかど」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開下)
    2. 「をさなき御有様のうしろめたさにことづけて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)葵)
  3. 気がとがめること。気がひけること。罪悪感
    1. [初出の実例]「勝ち点を漁っていることに妙な後めたさを感じた」(出典:太陽の季節(1955)〈石原慎太郎〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android