後を付ける(読み)うしろをつける

精選版 日本国語大辞典 「後を付ける」の意味・読み・例文・類語

うしろ【後】 を 付(つ)ける

  1. 芝居で、出演俳優がまだせりふを十分にのみこまない間、黒衣を着た狂言方がその後ろに控えていてせりふを付ける。⇔後ろを離る
  2. 芝居で、役者所作をしている間、舞台の陰で歌ったり三味線などを演奏したりする。
    1. [初出の実例]「唄〈略〉舞台に役者ある時、うたふを俗にうしろを付るといふ也」(出典:戯場訓蒙図彙(1803)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android