後打音(読み)コウダオン

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「後打音」の意味・読み・例文・類語

こうだ‐おん【後打音】

  1. 〘 名詞 〙 音楽で、装飾音の一つ。ある音の末尾につけられ、次の音に入る直前にすばやく演奏される一個または二個以上の短い音。また、トリルの末尾で奏せられる短い二音。ナーハシュラーク。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「後打音」の意味・わかりやすい解説

後打音
こうだおん
afternote

音楽用語。装飾音の一種。主要音符の終りに,1音あるいは2音を付加するもので,その音符の時価だけ主要音符が短くなる。最も典型的な後打音はトリルの末尾に締めくくりとしてつけられる最後の2音である。このほか,経過倚音なども後打音に含まれることがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android