最新 地学事典 「後氷期回復」の解説
こうひょうきかいふく
後氷期回復
post glacial rebound
氷期の氷床荷重により変形した地球が,間氷期の氷床の縮小・消失で元に戻るとき,地球の粘弾性的な性質のため,その回復がゆっくりと進む現象。氷河性地殻均衡(GIA:Glacial Isostatic Adjustment)とも。約1万年前に消失した最終氷期氷床の影響は,現在も地殻変動や重力変化として観測される。後氷期回復は,全球的な複雑な現象で,氷床融解史や地球粘弾性構造を考慮したGIAモデルが構築されている。
執筆者:福田 洋一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

