後腹(読み)アトバラ

デジタル大辞泉 「後腹」の意味・読み・例文・類語

あと‐ばら【後腹】

産後腹痛
事がすんだあとに生じる、出費などの障害・苦痛。
後妻の産んだ子。⇔先腹

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精選版 日本国語大辞典 「後腹」の意味・読み・例文・類語

あと‐はら【後腹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「あとばら」とも ) 出産したあとの腹。特に腹痛を伴う場合にいう。児腹痛。児枕痛
    1. [初出の実例]「あとはらのかぶりけるはひへかと存候」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)中)
  3. ( 多く「あとばら」 ) 後妻の産んだ子。⇔先腹
    1. [初出の実例]「さきばら後ばらの子はたがひにいどみあふ事とぞ」(出典:俳諧・類船集(1676)久)

しり‐はら【後腹・産後腹】

  1. 〘 名詞 〙 出産のあとの腹痛。あとはら。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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