後配出資(読み)コウハイシュッシ

デジタル大辞泉 「後配出資」の意味・読み・例文・類語

こうはい‐しゅっし【後配出資】

協同組織金融機関に対する出資形態の一。普通出資よりも配当率が低く、調達した資本自己資本に算入することが認められているため、配当負担を抑えながら資本充実を図ることができる。株式会社の普通株に相当する。→優先出資
[補説]保有証券化商品の価格下落により平成21年(2009)3月期決算で大幅な赤字を計上した農林中央金庫は、自己資本比率を維持するため、下部組織の信用農業協同組合連合会に後配出資・永久劣後ローンによる増資を要請した。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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