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後鰓類 コウサイルイ

大辞林 第三版の解説

こうさいるい【後鰓類】

腹足綱後鰓亜綱の軟体動物の総称。体は一般にナメクジ状で、肛門と鰓えらが体の後方に位置している。ほとんどが海産。雌雄同体。アメフラシ・ウミウシ・カラマツガイなどが含まれる。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

後鰓類
こうさいるい

動物分類上、軟体動物門腹足綱を形成する三つの亜綱のうちの一つで、前鰓類、有肺類と対立する。この類Opisthobranchiaの殻は退化的なものが多く、体はナメクジ状。えらが心臓より後方に位置しているのが名の由来である。発生途中で一度ねじれをおこすが、ふたたびねじれ戻る。頭部には触角のほか嗅角(きゅうかく)もあり、えらは体右側に1個あるが消失しているものもある。翼足(よくそく)類のように非常に特殊化し、えらが退化したり、足が鳥の翼のような形になったりしたものもある。すべて海産で、腸紐(ちょうちゅう)目、頭楯(とうじゅん)目、有殻翼足目、裸殻翼足目、ウズムシウミウシ目、スナウミウシ目、スナヒモウミウシ目、嚢舌(のうぜつ)目、背楯目、ドーリス目、スギノハウミウシ目、タテジマウミウシ目、ミノウミウシ目、収眼目の14目に分けられる。[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の後鰓類の言及

【腹足類】より

…主として海産で淡水や陸にもすむ。(2)後鰓類(こうさいるい)Opisthobranchia 殻はトウガタガイ類,ミスガイ・ナツメガイ類を除いて通常欠くか退化的である。えらを欠くものが多く,後鰓類の名のように心臓より後方の肛門のまわりに二次的にえらができる。…

※「後鰓類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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