デジタル大辞泉 「徒立ち」の意味・読み・例文・類語 かち‐だち【▽徒立ち/▽歩立ち】 1 騎馬でなく、徒歩であること。「馬をも射させ、―になり」〈平家・七〉2 歩兵の戦い。かちいくさ。また、その兵。「鎮西の育ちなれば、―はよかるらん」〈保元・中〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「徒立ち」の意味・読み・例文・類語 かち‐だち【徒立・歩立】 〘 名詞 〙① 馬に乗らないで徒歩で行動すること。[初出の実例]「大衆(だいしゅ)はみなかち立うち物也。官軍は馬にて駆けまはし駆けまはし」(出典:平家物語(13C前)五)② 歩兵の戦い。かちいくさ。また、その兵。徒武者。[初出の実例]「八郎は筑紫そだちにて、船の中にて遠矢を射、歩立などはしらず、馬上の態は、坂東武者には、争(いかで)か及ばん」(出典:保元物語(1220頃か)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例