二つの事象について、一方がおこるかおこらないかによって他方のおこる確率の値が変わるとき、両者は互いに従属である、または従属事象であるという。いいかえれば、二つの事象が互いに従属であるというのは、二つの事象が独立でない場合をいう。たとえば、2人がくじを引くとき、初めにくじを引く人が当たる場合と当たらない場合では、2回目にくじを引く人の当たる確率は異なるから(条件付き確率)、初めに引く人が当たるという事象と2回目に引く人が当たるという事象は互いに従属である。
いくつかの事象があって、その一つがおこるかおこらないかによって他のことがおこる確率が変わることがあるときも、これらの事象は従属であるという。このとき、これらの事象を従属事象ということもある。
[古屋 茂]
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