二つの事象について、一方がおこるかおこらないかによって他方のおこる確率が変わらないとき、両者は互いに独立である、または独立事象であるという。たとえば、さいころを2回投げるとき、第1回目に1の目が出るという事象と、第2回目に1の目が出るという事象は独立である。いずれの場合にも1の目の出る確率は1/6で、他の回に1の目が出るか出ないかには関係しないからである。また、くじを引くとき、初めに引く人が当たる場合と当たらない場合では、第2回目にくじを引く人が当たる確率は異なるから(条件付き確率)、初めに引く人が当たるという事象と2回目に引く人が当たるという事象は独立ではない。
いくつかの事象があって、その一つがおこるかおこらないかが他のことのおこる確率に影響しないときも、これらの事象は互いに独立であるという。このときこれらの事象を独立事象ということもある。
[古屋 茂]
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…P(A)=P(B)=6/36=1/6に注意すれば等式, P(A∩B)=P(A)P(B)が成り立つ。このような場合,AとBは独立であるといい,A,Bは独立事象という。また例1では,例えばaがbより前に並ぶ事象とcがdより前に並ぶ事象とは独立になる。…
※「独立事象」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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