御互い様(読み)オタガイサマ

デジタル大辞泉 「御互い様」の意味・読み・例文・類語

おたがい‐さま〔おたがひ‐〕【御互い様】

[名・形動]両方とも同じ立場状態に置かれていること。また、そのさま。「困るのはお互い様です」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御互い様」の意味・読み・例文・類語

おたがい‐さまおたがひ‥【御互様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「さま」は接尾語 ) 両方とも同じような状態におかれている、また、同じような事をし合っていること。また、そのようなさま。利益負担が同様だから気になさらないようにという気持で、相手にあいさつする時に多く用いられる。
    1. [初出の実例]「時に皆様(さん)、彼(あの)通り御者も骨を折りましたんですから、御互様(オタガヒサマ)に多少(いくらか)酒手を奮(はず)みまして」(出典:義血侠血(1894)〈泉鏡花〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android