御太鼓(読み)オタイコ

精選版 日本国語大辞典 「御太鼓」の意味・読み・例文・類語

お‐たいこ【御太鼓】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )
  2. 相手にへつらって、きげんをとること。また、その人。とりまき。たいこもち。
    1. [初出の実例]「ほうばい女郎をおたいこに買はせ抔して」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)宵立の部)
  3. 転じて、きげん。
    1. [初出の実例]「『〈略〉はなしの種に、おれも行べい』『アハハハハハ、イヤ、またお太鼓(タイコ)がなほったはへ』」(出典西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二)
  4. おたいこむすび(御太鼓結)」の略。
    1. [初出の実例]「一本筋の腹あはせの帯をお太鼓にしめ」(出典:怪化百物語(1875)〈高畠藍泉〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む