精選版 日本国語大辞典 「御太鼓」の意味・読み・例文・類語 お‐たいこ【御太鼓】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 相手にへつらって、きげんをとること。また、その人。とりまき。たいこもち。[初出の実例]「ほうばい女郎をおたいこに買はせ抔して」(出典:洒落本・辰巳婦言(1798)宵立の部)② 転じて、きげん。[初出の実例]「『〈略〉はなしの種に、おれも行べい』『アハハハハハ、イヤ、またお太鼓(タイコ)がなほったはへ』」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉二)③ 「おたいこむすび(御太鼓結)」の略。[初出の実例]「一本筋の腹あはせの帯をお太鼓にしめ」(出典:怪化百物語(1875)〈高畠藍泉〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例