御忌会(読み)ぎょきえ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「御忌会」の意味・わかりやすい解説

御忌会
ぎょきえ

仏教儀式名。狭義には浄土宗宗祖法然の命日法要のこと。広義には各宗各派の宗祖・派祖・中興の祖などの忌日 (命日) に行われる供養の法要をいう。法相宗の慈恩大師の慈恩会 (じおんね) ,華厳宗の良弁の方広会 (ほごえ) ,天台宗の最澄の長講会 (じょうごうえ) ,良源の元三会 (がんざんね) ,真言宗の空海の正御影供 (しょうみえく) ,真宗親鸞報恩講 (ほうおんこう) ,日蓮宗の日蓮の御会式 (おえしき) ,禅宗の達摩忌 (だるまき) などが代表例。また和宗や聖徳宗の聖徳太子の聖霊会 (しょうりょうえ) もこれに含まれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android