御手洗会(読み)ミタラシエ

デジタル大辞泉 「御手洗会」の意味・読み・例文・類語

みたらし‐え〔‐ヱ〕【御手洗会】

京都下鴨しもがも神社で行われる神事。毎年7月、土用うしの日に、参拝者が社前御手洗川に足をつけて無病息災を祈る。昔は6月20日から月末まで行われた。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「御手洗会」の意味・読み・例文・類語

みたらし‐え‥ヱ【御手洗会】

  1. 〘 名詞 〙 京都市左京区の賀茂御祖(かもみおや)神社(下賀茂神社)の神事。かつては六月一九日または二〇日から晦日まで、諸人群参して境内の御手洗川に足をひたし、無病息災を祈った。現在は七月土用の丑の日に末社御手洗社(井上社)の祭として行なわれ、社前の御手洗池で足つけ神事がある。みたらしまつり。みたらし。〔都すずめ案内者(1715)〕

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世界大百科事典(旧版)内の御手洗会の言及

【御手洗】より

…京都北野天満宮の7月7日になされる御手洗祭は,祭神が歌を詠むので,そのための御手水(おちようず)を硯箱,水さしなどとともに神前に供えるのだとされるが,これは魂祭である盆を前にして禊が変容したものと思われる。同じ京都の賀茂御祖(かもみおや)神社には6月20日から晦日まで境内の御手洗川に人々が足をひたし息災を願った御手洗会(みたらしえ)があり,ただすまいりとも呼ばれていた。御手洗だんごはこのおりに売られたものであったという。…

※「御手洗会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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