精選版 日本国語大辞典 「御手長」の意味・読み・例文・類語 お‐てなが【御手長】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 禁中などで、膳を次の間まで持って行き、給仕する人に取りついで渡すことをつかさどった者。[初出の実例]「御はいせん三てう中納言。御てなか頭弁かねかつ朝臣なり」(出典:御湯殿上日記‐天正七年(1579)正月一〇日)② 祭礼などのとき、神に供える供物を運ぶ神官。また、その役をつとめる者。[初出の実例]「御手ながの町人百姓、神をまなびの俳優(わざおぎ)や」(出典:浄瑠璃・敵討御未刻太鼓(1727)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例