…清涼殿の東側,南北に走る広廂の北の端を仕切る布障子(襖)。2枚1組で南面は中央に荒海,左に足長,右に手長の異形の人物が,北面は宇治川に網代をかけて魚を捕る図が墨絵で描かれている。初めは巨勢金岡(こせのかなおか)の絵で,焼失のたびに原図や模本から作画されたと伝えられる。…
…〈陪膳の采女(うねめ)〉といって,宣旨によって任命された采女が務めることもあった。次の間まで膳を運んで取り次ぐ役は手長(てなが)といい,陪膳が中納言で手長が蔵人頭といった例も少なくなく,のちには給仕役一般を〈お手長〉といった。江戸時代,武家の宴席などでこうした仕事に従う人を配膳人と呼んだが,やがてそれを専業とする者が現れた。…
※「手長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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