御殿内(読み)ごてんうち

日本歴史地名大系 「御殿内」の解説

御殿内
ごてんうち

[現在地名]吉田町立間尻

石城せきじよう山南麓に位置する。東南立間たちま川と河内かわち川を結びつけた人工の川国安くにやす川に区切られ、西南河内川に区切られた地区で、吉田藩陣屋が構築されたところからこの俗称がある。

明暦三年(一六五七)吉田藩が成立し、翌万治元年(一六五八)初代伊達宗純が初めて吉田に着いた記事(伊達家御歴代事記)から、陣屋の形成はこの時と思われる。その後吉田藩の陣屋として存続したが、廃藩置県後とりこわされ、現在は一部の石垣などを残すのみで、市街化している。

文久元年(一八六一)の古地図によると、陣屋正面には国安川に反橋が架けられ、渡ると陣屋前広場の北側に御蔵、南側に御蔵や兵具蔵、さらに御代官所・御郡所などの建物があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む