日本歴史地名大系 「御殿内」の解説
御殿内
ごてんうち
[現在地名]吉田町立間尻
明暦三年(一六五七)吉田藩が成立し、翌万治元年(一六五八)初代伊達宗純が初めて吉田に着いた記事(伊達家御歴代事記)から、陣屋の形成はこの時と思われる。その後吉田藩の陣屋として存続したが、廃藩置県後とりこわされ、現在は一部の石垣などを残すのみで、市街化している。
文久元年(一八六一)の古地図によると、陣屋正面には国安川に反橋が架けられ、渡ると陣屋前広場の北側に御蔵、南側に御蔵や兵具蔵、さらに御代官所・御郡所などの建物があった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報