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石城山 いわきやま

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

石城山
いわきさん

山口県南東部、熊毛(くまげ)郡田布施(たぶせ)町と光(ひかり)市の境にある山。標高350メートル。八合目を取り巻く延長2.6キロメートルの神籠石(こうごいし)は国指定の史跡で、1953~1954年(昭和28~29)の学術調査によって、列石や土塁、水門などの遺構を残す古代山城(やまじろ)と判明した。山頂にある延喜(えんぎ)式内社石城神社の本殿は1469年(文明1)大内氏再建のもので国の重要文化財である。全山照葉樹林に覆われた県立自然公園で、山頂まで車道が通じ、瀬戸内の島々が展望できる。[三浦 肇]

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世界大百科事典内の石城山の言及

【神籠石】より

…その造営時期については諸説がある。九州型の最大のものが高良山(こうらさん)と女山(ぞやま)で,この2者を底辺にして二等辺三角形を描くと頂点に6世紀に大和朝廷に滅ぼされた磐井(いわい)の墓と伝える岩戸山古墳があり,これを中心として北方に中型の遺跡が杷木(はき),帯隈(おぶくま)山,おつぼ山と並び,さらに外郭に御所ヶ谷,鹿毛馬(かげのま),雷山と並ぶ3線の防御陣地を磐井がつくり,これを攻撃する大和勢が山口県石城山という瀬戸内型をつくったとする6世紀前半説,聖徳太子新羅遠征準備時のものとする7世紀説,吉備平野の鬼ノ城を吉備反乱に結びつける5世紀説,吉備大宰が設置したとする7世紀後半説などがあるが,大宰府防備のための大野城基肄(きい)城よりは築城方式が古く,7世紀中葉以前のものであることは疑いない。【坪井 清足】。…

【大和[町]】より

…人口8578(1995)。町の南部,田布施町との境に石城(いわき)山(350m)があり,町域のほとんどが山地と丘陵からなり,北西部を島田川の支流束荷(つかり)川と岩田川,南部を田布施川が流れる。古代から中世にかけては石清水(いわしみず)八幡宮領石田(いわた)保,最勝光院領美和荘,七条院領束荷荘などが置かれた地であった。…

※「石城山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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