御為替組(読み)オカワセグミ

デジタル大辞泉 「御為替組」の意味・読み・例文・類語

おかわせ‐ぐみ〔おかはせ‐〕【御為替組】

江戸時代、大坂御金蔵の幕府公金を、為替によって江戸に送るのを請け負った商人組織。御為替方

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精選版 日本国語大辞典 「御為替組」の意味・読み・例文・類語

おかわせ‐ぐみおかはせ‥【御為替組】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、幕府の大坂御金蔵金銀の為替による江戸差し下しを請け負った、御用達商人の団体組織。享保五、六年(一七二〇‐二一)頃から御為替三井組、御為替十人組がとなえられ、のち銀座が加わり、寛保二年(一七四二)御為替上田組が加入した。
    1. [初出の実例]「御買上金入札、是迄十人両替御為替組致来候得共」(出典:御触留‐享保一八年(1733)四月一六日)

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旺文社日本史事典 三訂版 「御為替組」の解説

御為替組
おかわせぐみ

江戸幕府公金為替を取り扱った御用商人の団体
御為替方・為替方ともいう。1691年に始まり,十人組・三井組・上田組などがあり,御為替三組といわれた。幕末には,幕府の金融機関として広く財政経理の面に介入するようになった。

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