御熊村(読み)みくまむら

日本歴史地名大系 「御熊村」の解説

御熊村
みくまむら

[現在地名]鳥取市御熊

内海中うつみなか村の南の谷奥にある。正保郷帳正保国絵図には三倉みくら村と記されていたが、元禄国絵図・元禄郷帳作成の際御熊村と改められた(元禄一四年「変地其外相改目録」県立博物館蔵)。三倉村は三蔵みくら村とも記され(因幡民談記)、御熊村は三熊とも書かれた(「在方諸事控」明治四年三月条)。拝領高五三石余。寛保二年(一七四二)の高草郡村々下札帳写(賀露神社文書)によると生高七一石余、本免四ツ四分。藪運上銀二五匁が課されていた。柏木氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」の家数一八。天保一四年(一八四三)の村々人数増減書上帳(加藤家文書)によると男五七・女五一。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android