御用場(読み)ごようば

精選版 日本国語大辞典 「御用場」の意味・読み・例文・類語

ごよう‐ば【御用場】

  1. 〘 名詞 〙 御用をつとめる場所。公務をとり行なうところ。
  2. ごようべや(御用部屋)
  3. 江戸時代代官などが執務した部屋
    1. [初出の実例]「一御代官御用場公事場 七坪」(出典:徳川禁令考‐前集・第四・巻三五・享保一〇年(1725))
  4. 江戸時代、幕府普請・作事(さくじ)などが行なわれている現場
    1. [初出の実例]「前々御手伝御用場にて、諸品高直に売買いたし、別て銭相場高直に致候由相聞候」(出典:日本財政経済史料‐九・土木・治水・治水制規・明和三年(1766)三月日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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