御申(読み)おんもうし

精選版 日本国語大辞典 「御申」の意味・読み・例文・類語

おん‐もうし‥まうし【御申】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「おん」は接頭語、「もうし」はお願い申し上げること )
  2. 貴人のお出ましを請い願うこと。
    1. [初出の実例]「西の丸様御本丸え御申被成候に付而」(出典武家名目抄(19C中か)儀式部)
  3. とりなすこと。哀願
    1. [初出の実例]「若宮の別当のおん申しにより」(出典:謡曲・春栄(1435頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android