日本歴史地名大系 「御社務町」の解説 御社務町おしやむまち 秋田県:秋田市久保田城下御社務町[現在地名]秋田市大(おお)町三丁目の一部寛文三年(一六六三)の外町屋敷間数絵図(秋田県庁蔵)に、大町二丁目小路の西、寺(てら)町に上米(かみこめ)町・下米町と相対して一乗(いちじよう)院がある。その東北の一角に町割がみられ、「間数六間半、此家数拾壱間」とある小路が御社務町と考えられる。元和七年(一六二一)以来、光明(こうみよう)院の跡をうけ、一乗院が大八幡(おおはちまん)別当として社務をとったことに由来すると思われる。明和四年(一七六七)一乗院および大八幡は焼失し、同七年城中北郭に移った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by