御簾中(読み)ゴレンチュウ

デジタル大辞泉 「御簾中」の意味・読み・例文・類語

ご‐れんちゅう【御×簾中】

《「ごれんぢゅう」とも。常にすだれの中にいる人の意》
大臣公卿など貴人の妻の敬称
江戸時代将軍三家三卿の妻の敬称。

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精選版 日本国語大辞典 「御簾中」の意味・読み・例文・類語

ご‐れんちゅう【御簾中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語。「ごれんぢゅう」とも。常に簾の中にいる人の意 )
  2. 大臣、公卿など貴人の妻の敬称。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 江戸時代、将軍・三家・三卿の妻の敬称。
    1. [初出の実例]「御簾中より献上物」(出典:日本財政経済史料‐五・財政・宮禁供費・幣献・宝永二年(1705)三月二三日)

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