デジタル大辞泉 「御簾紙」の意味・読み・例文・類語 みす‐がみ【▽御×簾紙/三×栖紙/▽美×栖紙】 奈良県吉野から産する和紙。コウゾを原料とする上質の薄様紙で、懐紙・表具用紙などとする。みす。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御簾紙」の意味・読み・例文・類語 みす‐がみ【御簾紙・三栖紙】 〘 名詞 〙 ( 御簾の中で用いるからとも、御簾のようにすけて見えるからともいう ) 奈良県吉野地方に産した上質の薄い楮(こうぞ)紙。大中小があり、大は高貴な人の鼻紙、中・小は遊女の懐(ふところ)紙などに用いられた。現在では、美須紙とも書き、表具の下張りなどに使用。みすのかみ。みす。[初出の実例]「御簾帋の隅(くま)やいとはん窓の月〈曲言〉」(出典:俳諧・富士石(1679)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例