御階(読み)みはし

精選版 日本国語大辞典 「御階」の意味・読み・例文・類語

み‐はし【御階】

〘名〙 (「み」は接頭語) 殿舎階段を尊んでいう語。特に、紫宸殿の南階段。
大和(947‐957頃)一二五「泉の大将、故左のおほいどのにまうでたまへりけり〈略〉みはしのもとに、まつともしながら」

ぎょ‐かい【御階】

〘名〙 宮殿の階段。みはし。
浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)五「切り取所の彼の国の財産、悉く御かいに積ませ献上有」

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デジタル大辞泉 「御階」の意味・読み・例文・類語

み‐はし【階】

宮中・神社などの階段を尊んでいう語。特に紫宸殿ししんでんの南階段。
中将、―にゐ給ひて」〈野分

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